ハワイ語の単語に複数の意味や願いが込められていることは、こちらの記事でも書いた通り。古くから言葉には魂が宿っていると信じられてきました。深く、愛のあるメッセージを心地よい響きで伝えられるハワイ語のことわざをご紹介します。
Ka la i ka mauli ola.
すべての命は、ラー(太陽)に生かされている。太陽は生命の源であり、自然がすべてを治癒してくれます。
He poi na kai uli, kai ko
o, a
ohe hina pukoa.
深く荒れた海でも、サンゴの岩は揺らぐことがない。荒波でも流されることのないサンゴをたとえて、「困難な状況でも、穏やかにいましょう」という意味を表しています。
Ole Ua,‘Ole Anuenue ( No Rain, No Rainbow )
雨が降らないと、虹はでない。雨は嫌なものですが、その嫌な雨が降らなければ綺麗な虹は出ないという意味です。
’A’ohe ‘ulu e loa’a i ka pokole o ka loa.
棒が短すぎてはパンの実はとれない。十分な準備(努力)なくして、成功はしないという意味です。
E ‘kaupe aku no i ka hoe a ko mai.
オールを前に出したら、最後まで漕ごう。始めたことは、最後まで諦めずやり遂げよう。古代よりカヌーを作り、海を航海していた先住のハワイアンたち。長い航海になれば忍耐力、団結力、リーダーシップが問われる局面から生まれた、ハワイアンらしいことわざです。
‘A‘ohe mea ‘imi a ka maka.
あちこち探す必要はない。本当に大切なものは、実はすぐそばにある。大切なものを探し求めてわざわざ遠くをさまようことはない。自分の足元をしっかりと固め、一歩一歩進んでいけばいい。
kanaka no’ A’a i ka hula waiho ka hilahila i ka hale .
フラを踊るなら恥じらいは家に置いてこよう。ハワイでは海や街でフラを踊っている人を見かけることがありますが、フラを踊る時は恥ずかしがってはいけないという意味です。フラだけではなく、日常で起こる様々な気になることにも恥じらうことなく、堂々とできる勇気を持つことが大事です。
Pu’upu’u lei pali ika a i.
どんなレイも首にかければ美しい。どんなに見た目が良くないレイでも首にかければ美しく見えるという意味です。レイを首にかけるだけで一層華やかになり、ハッピーになります。
Mohala ka pua ua wehe kaiao.
花が咲き始めるともうすぐ夜明け。良い出来事が起こると嬉しくてワクワクし、気持ちが前向きになれるという意味を表します。ハワイには夜明けとともに咲く花があり、夜明けは良い出来事を運んできてくれると言われています。夜明けは必ず来る=良い出来事は必ず起きるいう意味でも前向きになれることわざです 。
A ohe hana nui ke alu ‘ia.
みんなで力を合わせればなんでもできる。一人で抱え込まずに、協力し合うことで達成できなかったことも達成できることがあります。一人よりも二人、二人よりも三人というように、みんなで力を合わせれば知恵が生まれ、成功への道が開けてきます。
言葉の力で、日々がもっと豊かに。
ハワイのことわざには愛情を表現するものや前向きなもの、自然を取り入れたものなど様々。他者や自然との調和や、相手を思いやる気持ちなど、言葉の中にハワイアンスピリッツが宿っているように感じます。ハワイ語ならではの柔らかな語感も、合言葉のように響いてくれます。
ふとした瞬間に何かに気づかせてくれたり、心を落ち着かせてくれたり、時には勇気をもらえたり。刻印はただの文字ではありません。
一番身近にあるジュエリーが、あなたの力となりますように。