ハワイ語が大切に受け継がれている理由
ハワイ語は、もともとハワイ諸島の先住民族が使っていた言葉。他の島々から断絶されていた環境だったこともあり、独自の文法や発音、語彙を持つ言葉となりました。かつては文字がなかったため、歴史や文化、宗教などの知識は歌や詩、フラダンスや物語として口伝で語り継がれてきました。
ハワイが持つ美しい自然や、家族や仲間を思いやる気持ち、調和と平和を願う「ハワイアンスピリット」は、こうしてハワイの人々に根付き、日々の生活や他者との関わりにおいて実践され、ハワイの法律にさえ取り入れられているのです。
英語が使用されるようになってからハワイ語は急激に減少したものの、単なる言葉ではなく、生き方や心のあり方、精神性を表すハワイ語は、今でも大切に受け継がれています。
ALOHAという言葉に込められた意味
ハワイ語の中でも、一番耳にしたことがあるのは「アロハ」ではないでしょうか。ハワイでは、挨拶だけでなく深い意味を持つ特別な言葉なのです。今日は、その意味をご紹介したいと思います。
Akahai 優しさ
Lokahi 協調性
Olu’olu 思いやり
Ha’aha’a 謙虚さ
Ahonui 忍耐
ハワイの文化や精神性を表す、5つの言葉の頭文字をとって「ALOHA」。お互いに愛と尊敬、思いやりを持って接すること、自然との調和、内面の平和を求める生き方を示しています。
まだまだ知りたい、愛情深いハワイ語の挨拶
Mahalo(マハロ) ありがとう
感謝だけでなく、「あなたがあなたらしく生きられますように」という相手を思いやる気持ちのこもった優しい言葉です。
E komo mai(エ コモ マイ) ようこそ
“ようこそ”や“いらっしゃい”という歓迎の意味。ホスピタリティ溢れる大切なハワイ語です。現地の空港やお店から笑顔でこの言葉を耳にすると思います。
A hui hou(ア・フイ・ホウ) またね
「さよなら」ではなく、「また会いましょう!」のような前向きな挨拶で、英語で言うとSee you later になります。飛行機の機内アナウンスでも使われているそうですよ。
He la maikai nou(ヘ ラ マイカイ ノウ) 素敵な1日を
英語で言うとHave a nice dayとなります。Maikaiは「健康・元気な」といいポジティブな意味になります。一日のスタートにたくさんの人に伝えてみてくださいね。