ジュエリーを買おうと思いついたきっかけ
人生は、決断の連続だ。
30代も後半になれば、今日はどんな服を着ようかとか、昼は何を食べようかとか。
転職や家を買うとか、大きなことから小さなことまで、決めることばかり。
そんな中、自分にとって節目となるタイミングで、オーダージュエリーを作ることに決めた。
きっかけは、ヘアサロンで何気なく見かけた雑誌の見出し。
「自分の機嫌は自分でとる」というフレーズに目が止まり、世の中の人がどうやって自分のご機嫌取りをしているかが気になった。
ある女性は、「人生の節目にジュエリーを買う」という。
初めてお給料をもらった時。業績が良くて、表彰された時。転職を決めた時。
自分で起業した時。自分にとって大切なタイミングで、思い入れのあるジュエリーを迎える。
身につける度、当時の感情を思い出すのだそうだ。
自分のこれまでを思い返すと、節目となるようなこともあったはず。
だけど思い出せない。というより、振り返るタイミングもなかったことに気がついた。
なんだか急に、時間が消え去ったような気持ちになった。
形に残るものを手に入れなくちゃ。そう思ったのだ。
オーダージュエリーとの出会い
早速、何を買おうか。ジュエリーを吟味する日々が始まった。
これまでアンテナを立てていなかった分、何がいいかもわからない。
わたしを追いかけるスマホの広告たちもジュエリー一色に染まってきた頃、
ある写真が目に止まった。
心が跳ねるのを感じた。実家で飼っていた、ビーグル犬。小さな頃からずっと一緒だった。
私のためにあるジュエリーだ。直感的にそう思った。詳しく見ると、フルオーダーで製作したものだという。
初めて自分に贈るジュエリーは、特別なものに。選びかねていた心が決まり、問い合わせフォームからコンタクトをとった。
ジュエリーができるまで。
自動返信メールが届いてから程なくして、連絡をいただいた。
「もしよろしければ、店舗にてご要望などをお聞かせいただけますか?」
次の休みに伺う旨を伝えて、どんなジュエリーにしようかと想像を膨らませる毎日。
打ち合わせは、恵比寿の店舗で行った。
お店にはたくさんのジュエリーがあり、工房も併設されていた。
聞けば、職人が全て手彫りで製作するのだそう。
スタッフさんはとても親身になってくれ、ブランドのことやハワイアンジュエリーのこと、
フルオーダーの良さなど、たくさんのことを教えてくれた。
私も予算や希望を伝えて、言葉を刻んだネックレスをオーダーすることにした。
服のテイストを選ばない、いつもつけていられるもの。
裏面には、言葉を刻んでもらうことにした。(どんな言葉かは、内緒)
ここから6週間、首を長くして届くのを待つ。
プアアリさんは、想いを形にする「メッセージジュエリー」という概念をお持ちで、たくさんの言葉を見せていただいた。
その中でも、自分にとって大切にしたいフレーズを、ここに書き留めておきたい。
毎日を自分らしく生きていく、生き方の指針のような言葉。
わたしのこれからが、素晴らしい日々となりますように。