ULU(ウル) モチーフの意味 : 成長する 繁栄 英語でBreadfruit Tree(ブレッドツリー)と名付けられた「パンノキ」のことをハワイではuluウルと言います。 15メートル程に成長する木に大きな実がなり、ネイティブアメリカンの主食の一つ。 移住したポリネシア人がカヌーで持ち込んだとされ、ハワイの代表的な植物です。 ウルの実を焼いたり蒸したりした時にパンの香りがすることが由来だと言われています。 「ウルの神話」 クーという神が人間に姿を変え暮らしていた時 飢餓に苦しむ人々のために自らが犠牲となり、土に埋まりました。 そこから生えてきたのがウルの木で、その実を食べて命を繋いできたそうです。 この神話から「繁栄・豊穣」の象徴とされています。 「用途」 ウルの実は栄養価も高く食物繊維やビタミン、ミネラルなども豊富なので美容や健康にも嬉しい実。 そして木の部分はサーフボードやカヌーに使われたり、布の代わりになる木材とされました。 葉は、ククイの実や木製の容器を磨くのに使われていました。 茎を折ると出てくる樹液は継ぎ目の補強代わりにするなど、すべての部位が用いられる生活に欠かせない植物です。