シグネット モチーフの意味 : 代々受け継がれる高貴なもの シグネットとは公式な印鑑、認め印のこと。 金属などにシンボルを彫り、サインとして利用していました。 それをリングにして作られていったのがシグネットリング。 社会的地位がある男性が使用して、貴族の象徴とされていました。 もともと円(まるい輪)は創造力や永遠を意味し、言葉を刻むことで魔除けとしても使われることもありました。 イエスキリストにも信仰され、深い繋がりをもつ意味合いなどでも利用されていた。 それほど、シグネットに刻まれる言葉が信憑性のあるものであった。 シグネットリングが人気を集めていた時期には暗黙のルールが存在していました。 「家族から受け継がれたものを身に着ける」 「利き手ではない小指に着ける」 「18歳の誕生日に父親から贈られる」 他にも様々なルールがあったが、その後は使いやすさなどを重視していまもなおファッションとして取り入れられている。 男性貴族や王族から始まったシグネットリングの歴史。 そんな伝統を越えて現代の流行に大きな影響を与えています。 ファッション性の高さや美しさを楽しむ個性のツールとして いまも発揮されています。 時代の背景があるからこそ品と重みがあります。 誇りをもって身に着けること。 それこそシグネットリングが愛され続けている理由です。