マカリイ(スバル・昴)
モチーフの意味 :
かつて海洋民族が目指した「夜空の道しるべ」
「マカリイ」とは、プレアデス星団のハワイでの呼び名です。日本では平安時代に清少納言の枕草子で「昴(すばる)」という名で詩に読まれています。
夜空で一際明るい蒼白い光を放つ星たちの集まりで、オリオン座の西の方に見えます。プレアデス星団はハワイの人々も、「航海の目印」や「季節の暦・天気」に利用していました。日没時の東の空にこの星団が昇るのが見えた最初の日が一年の始まりとされていたようです。ぼやけて見えれば湿気が多く雨になり、鮮明に見えれば乾燥して晴れになるという天気予報にも使われていました。海洋航海をしていた先住のハワイ人にとって、航海を左右する大切な存在です。方角だけでなく、暦や天気予報にも使われていた生きる為の道しるべでした。
夜空で一際明るい蒼白い光を放つ星たちの集まりで、オリオン座の西の方に見えます。プレアデス星団はハワイの人々も、「航海の目印」や「季節の暦・天気」に利用していました。日没時の東の空にこの星団が昇るのが見えた最初の日が一年の始まりとされていたようです。ぼやけて見えれば湿気が多く雨になり、鮮明に見えれば乾燥して晴れになるという天気予報にも使われていました。海洋航海をしていた先住のハワイ人にとって、航海を左右する大切な存在です。方角だけでなく、暦や天気予報にも使われていた生きる為の道しるべでした。
秋から冬にかけてオリオン座と共に見る事のできる「おうし座」の一部にプレアデス星団はあります。実際には120個ほどの星の集まりですが、肉眼ではっきりと見えるのは現在では6つとされ、「六連星(むつらぼし)」と呼ばれたりします。
しかし、ギリシャ神話では7つ(月の女神アルテミスに仕える侍女・プレアデス7人姉妹)とされている場面もあり、時に形が似ている事から「冬の北斗七星」などとも呼ばれます。今では神話に出てくるプレアデス7人姉妹の一人が姿を隠したと言われる事もあります。電気がなかった時代に見えていた星が今では見えづらくなっているのでしょうか。
ちなみに、神話の中でオリオンは美しい7人姉妹を大変気に入り、執拗に後を追いかけました。神は7人姉妹を天上に輝く星として逃がしましたが、オリオンもその近くに上げられた為、今でもオリオンが姉妹を追いかけているかの様に見える・・・というお話です。
しかし、ギリシャ神話では7つ(月の女神アルテミスに仕える侍女・プレアデス7人姉妹)とされている場面もあり、時に形が似ている事から「冬の北斗七星」などとも呼ばれます。今では神話に出てくるプレアデス7人姉妹の一人が姿を隠したと言われる事もあります。電気がなかった時代に見えていた星が今では見えづらくなっているのでしょうか。
ちなみに、神話の中でオリオンは美しい7人姉妹を大変気に入り、執拗に後を追いかけました。神は7人姉妹を天上に輝く星として逃がしましたが、オリオンもその近くに上げられた為、今でもオリオンが姉妹を追いかけているかの様に見える・・・というお話です。
プレアデス星団はハワイにはなくてはならない存在。無人島だったハワイ諸島へ、船を導いた星として、有名な神話が残っています。
ハワイ諸島に最初に住んだのは、「ハワイイロア」という伝説の漁師だとされています。そのハワイイロアが乗っていた船の航海士の名は「マカリイ」。マカリイはハワイ語で小さな目という意味です。
航海の途中、マカリイはある日「ホク・ウラ (赤い星=おうし座の一等星アルデバラン)が 我々を導いてくれるはずだ」と東の方角に船を進めるよう言いました。そして辿り着いたのが、無人島だったハワイ島だったという事です。航海士のマカリイは、星の航海士としてプレアデス星団にその名を残しました。
というお話です。
ハワイ諸島に最初に住んだのは、「ハワイイロア」という伝説の漁師だとされています。そのハワイイロアが乗っていた船の航海士の名は「マカリイ」。マカリイはハワイ語で小さな目という意味です。
航海の途中、マカリイはある日「ホク・ウラ (赤い星=おうし座の一等星アルデバラン)が 我々を導いてくれるはずだ」と東の方角に船を進めるよう言いました。そして辿り着いたのが、無人島だったハワイ島だったという事です。航海士のマカリイは、星の航海士としてプレアデス星団にその名を残しました。
というお話です。