フラダンスをする人に
ハワイでは、海・山・太陽などの自然のものから、人々の生活、そして踊りにいたるまですべての物事に神が存在とするとされていました。そのため多くの神々の神話が残されています。神々を崇め讃え祈りを捧げるために踊られた踊りがフラ(フラダンス)です。
フラは、文字がなかった時代に、神々の伝説や先祖の教えを伝えるコミュニケーション手段で、言葉では伝えきれないものを踊りで表現したものです。
海・山・太陽・星・草花・共に生きる生き物達・・・そして神々に感謝し、愛を込めた美しい踊りです。
ハワイアンジュエリーも、言葉では伝えきれないものを次世代へ伝えていくため、褪せる事のない金属に想いを刻んでいるのです。踊りで表現し、模様でジュエリーに刻み、想いは現代まで受け継がれてきているのです。それは言葉や文字よりも感じ取りやすいものなのかもしれません。
ハワイアンジュエリーとフラは、これからも後世に想いを伝えていくツール。
フラの古典やコンペで着用ができない場合でも、できないからこそ、踊っていない時間はハワイアンジュエリーという「かたち」で想いを身に着けてみてください。
フラを踊る方に選ばれるバングル
フラダンスを踊るとき、バングルはあまりカチャカチャと動かない方が良いでしょう。好みによりますが、フラで着けたい場合は石鹸を着けてはずす位きつめが好ましいようです。
ハワイへ行ってみると、フラを踊る人もABCストアのおばさまも、ショップの店員さんも、まるで自分の腕の一部の様にぴったりと食い込み気味なバングルをしています。きっとバングルをつけた生活が当たり前なのでしょう。そして共通していることは、幅の太いものという事と、何本も重ねて着けているということ。
名前や言葉が入っていることも少なくない様です。
特にフラをやっていると、「ハワイアンネーム」というものをもらえます。そういった名前や、代々受け継がれているハワイ語などを刻むことが多いです。
フラをされている方、ハワイの文化を心から愛されている方からのバングルオーダーは、10mm~12mm幅がほとんどです。最低でも8mm幅以上が人気です。
フラを踊る時、アクセサリーは身に着けていい?
◆主にステージで踊ったり、地域などの人前で踊る場合などは重要アイテムです。
ハワイアンジュエリー以外NGの場合と、逆にハワイアンジュエリー必須という場合があります。
ウィッグや着けまつげ、レイなどとにかく舞台栄えするように飾るフラ。ハワイアンジュエリーはとくに象徴的でもあります。また手や腕の動きが重要なフラでは、ハワイアンリングやバングルを主に着用します。
◆古典フラ(カヒコ)や大会などの場合、ジュエリーなどは一切身につけません。
※ハラウ(教室や団体)によってはバングルなど一部を認めているところもあります。
伝統を重んじる古典フラでは、一切のジュエリー類を身につけません。
マイレの葉やククイナッツのレイなどを身に着けています。