結婚を意識し始めたカップルがまず考えることのひとつに、「婚約指輪」や「結婚指輪」といったブライダルリングがあげられます。
最近は、一生に一度のブライダルリングにハワイアンジュエリーを選ぶカップルが増えています。
ところで、婚約指輪と結婚指輪にはどのような違いがあるかご存知でしょうか。
どちらも贈る”理由”や着ける”意味”に、それぞれ違いがあります。
ここでは婚約指輪と結婚指輪の違いについて解説するとともに、なぜハワイアンジュエリーが「ブライダルリング」として選ばれるのかについてもご紹介します。

「婚約指輪」と「結婚指輪」の違いって?
婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれ、映画やドラマなどでおなじみのように、一般的にはプロポーズのとき男性から女性へ贈られるものです。
婚約指輪は永遠を意味するダイヤモンドをあしらった、華やかなデザインのものが多いことが特徴です。

結婚指輪は、マリッジリングとも呼ばれます。
男女がお互いに贈り合うもので、”結婚式の指輪交換の儀で使われるもの”というと、わかりやすいのではないでしょうか。
また、婚約指輪は「女性だけ」が着けるのに対し、結婚指輪は、「男女共に身に着ける指輪」となります。
結婚指輪は婚約指輪と比べ、日常的に身に着けやすいシンプルなデザインであることが多いようです。

ところで、婚約指輪と結婚指輪は重ねて着けるのが正式ということをご存知でしょうか。
新婦は結婚式の前日まで、婚約指輪を左手の薬指に着け結婚式当日に、右手の薬指に移します。
指輪交換の儀で、左手薬指に結婚指輪を着けたら結婚式後、結婚指輪の上から婚約指輪を重ねます。
日本人女性には婚約指輪を大切にしまっておく人が多いようですが、婚約指輪と結婚指輪の重ね着けには「婚姻関係を揺るぎないものにする」という意味があります。
最近は、結婚指輪との重ね着けを前提にしたデザインの婚約指輪も増えているので、 ぜひ普段から気軽に着けることをおすすめします。

婚約指輪を「贈る理由」
婚約指輪の歴史は古く、すでに古代ローマ時代には現代と同じように、プロポーズの際、男性から女性に指輪が贈られていたといわれています。
当時、人間の心は心臓にあり、左手の薬指は心臓につながっていると信じられていました。
また古来より終点のないリング状の形は「永遠」を意味するとされてきました。
つまり男性から女性に婚約指輪をプレゼントすることには、愛する女性の心を永遠につなぎ止めたいという、強い意思が込められているのです。
結婚指輪を「着ける意味」
結婚指輪を贈る慣習が定着したのは、婚約指輪よりも遅く、約9世紀頃といわれています。
当時のローマでは、結婚指輪を着けることが婚姻関係の証明として認められていました。
結婚指輪は「夫婦の結び付き」を表すものなので、生涯外してはならないという言い伝えもありました。
現代でも日常的に身に着ける人が多い結婚指輪ですが、夫婦の絆を確かめ合うためだけでなく、結婚していることを周りに伝えるという、体外的な役割も果たしています。

ハワイアンジュエリーが結婚指輪として選ばれる「3つ」の理由
婚約指輪と結婚指輪の違いを理解したことにより、二人にとってどんなリングがふさわしいのか、イメージしやすくなったのではないでしょうか。
ブライダルリングを扱っているジュエリーブランドは数え切れないほどありますが、ハワイアンジュエリーの婚約指輪や結婚指輪というのももちろん存在します。
ハワイアンジュエリーの結婚指輪を選んだカップルの中には、ハワイ好きや海好きはもちろん、これまであまり関心がなかったという人も多くいます。
ここからはハワイアンジュエリーがなぜ結婚指輪として選ばれるか?についてお伝えします。
理由① 美しさと耐久性
ハワイアンジュエリーの最大の特徴は、隙間なく埋め尽くされた「彫り」と呼ばれる模様です。
熟練の職人が深く、緻密に模様を彫ることで、ハワイアンジュエリー特有の陰影と輝きが生まれるのです。
特に鍛造(たんぞう)という彫金技法で作られたハワイアンジュエリーは、製造の際地金を叩くことにより金属の強度が増すため、耐久性が高くなります。
また他の技法で作ったものより、彫りがシャープで美しいといわれています。
美しさと耐久性を兼ね揃えていることは、生涯身に着ける結婚指輪にとって、非常に重要なことです。

理由②メッセージ性の高さ
ハワイアンジュエリーで描かれるモチーフには、それぞれ意味があることを知っていますか?
まだ文字がなかった頃のハワイアンたちは、モチーフの意味を通してお互いの気持ちを伝え合いました。
ここで、数多くあるハワイアンモチーフの中から、特に結婚指輪でよく使われるモチーフをいくつかご紹介します。
ハイビスカス
ハイビスカスは、ハワイ語でAloalo(アロアロ)といい現地では“神が宿る花”と言われています。
花言葉の「信頼」の意味からお互いを信じ尊重し合う象徴として伝統的なハワイアンジュエリーのブライダルリングによく使われているモチーフのひとつです。
スクロール・ナル(波)
寄せては返す波も海に囲まれたハワイの代表的なモチーフです。
先住のハワイアンたちは、打ち寄せる波のおかげで生活に必要な道具や、魚などの恵みをいただき暮らしていました。
その途切れることのない動きから、「永遠」や「幸せを運んでくる」という意味を持っています。
マイレリーフ
マイレはハワイ在来のツル植物です。
ハワイアンウェディングでは男性が首からかけるレイとして使われています。
マイレには「神聖な結びつき」や「絆」という意味があります。
また、マイレの葉が一周したデザインには「二人の絆を永遠のものと約束する」という願いが込められていることから、結婚指輪に使うモチーフとしてもぴったりです。
③二人らしさを表現できる
「まわりと被らない、自分たちだけの結婚指輪が欲しい」そのように考えているカップルには、ハワイアンジュエリーの結婚指輪が特におすすめです。
ハワイアンジュエリーはモチーフや地金などの組み合わせによって、幾通りものデザインを生み出すことが可能です。
リングの内側に記念日や好きな言葉を刻印すれば、二人だけの結婚指輪が完成します。
また、いつか赤ちゃんが生まれたときには、結婚指輪と同じデザインのベビーリングをプレゼントするのも素敵です。

まとめ
長い年月身に着けることになるブライダルリングは、アフターサービスが信頼できるお店で購入することも重要です。
修理やサイズ直しに対応しているか、無料保証期間はどのくらいかなど、事前によく確認しておきましょう。
男性から女性に永遠の愛を伝える婚約指輪と、夫婦の絆を深める結婚指輪。
どちらも愛し合う二人の幸せを願って受け継がれてきた、素晴らしい慣習です。
ぜひ、選ぶ時間も楽しみながら、お二人にとって最高のリングをみつけてくださいね。