帆・航海(セイル) モチーフの意味 : 「全速前進」「順風満帆」 遠い昔。 海洋民族である先住のハワイアンたちは小さなカヌーに乗って星や太陽の動き、波や風の変化など自然の姿を観察することで自由に海を渡っていたとされています。 大航海時代に活躍していた船は帆をあげ、風の力を頼りに航海士たちは、進みたい方向へ全力前進でした。 船が進むための原動力となるのがカヌーやヨットなどの船についている布、“帆”です。 “順風満帆”という言葉がある通り、船の進行が由来とされています。順風は「船の進行方向に向けて吹く風」を意味し、満帆は「船の帆にたくさんの風を受けること」を意味します。 船の動力となる風が、進みたい方向に向けてたくさん吹いていることから、「順調に旅を続けられる」という意味が転じて「物事が順調に進んでいる様子」を表し、前向きな思いが込められています。 かつて海の向こうの未知の世界へ踏み出した船は無事に帰ってくることで“縁起物”とされました。そのことから、帆モチーフは「困難を乗り越える」という意味を持ち、未来へ向け努力している人や、夢を追う人、不運を追い払い風向きを変えたい人サーファーや漁師、海を愛する全ての人の人生という名の航海を全速前進・順風満帆に送れるよう願いを込め、お守りやゲン担ぎとして選ばれています。 また三角形モチーフは、パワーの象徴。 新たなものを創造するパワーを持ち「成功・繁栄」をイメージする形です。 悪いものを寄せ付けない魔除け・厄除けの役割もあると言われています。