クローバー（四つ葉）

モチーフの意味：
幸運、希望、信仰、愛、願いが叶う

ジュエリーの代表的なモチーフの一つ、クローバー。

それは丸く可愛らしい見た目で三つの葉が特徴的ですが、
ごく稀に四枚以上の葉を持ち、見つけると「幸運」とされています。

和名では　白詰草（シロツメクサ）
英名は　ホワイトクローバー(White clover)と呼ばれています。

江戸時代にオランダからガラス器を輸入した際、衝撃や負荷から守るために
乾燥させたクローバーをクッション代わり(緩衝材)として詰められていたことから
「白い詰め草」と名づけられたそうです。

誰しもが一度は探したことのある、四つ葉のクローバー。
四つ葉のクローバーの発生率は1万分の1～10万分の1といわれており希少性が高いことで知られています。

そんな奇跡的な四つ葉のクローバーですが、実は“人通りが多い場所”のほうが見つかりやすいのです。

葉のもととなる原基が踏まれたり、傷がつくことで発生する「外からの刺激」で四つ葉に生まれ変わります。
しかし傷つけすぎると育たなくなってしまうため、四つ葉に成長すること自体が奇跡とされているのです。

また、種子の時点から四つ葉と決まっている個体もあるそうですが、とてもレアです。

四つ葉のクローバーには「幸運」の象徴といわれており、

花言葉には
「私を想って」「願いが叶う」「幸運」「約束」などがあります。

実は、葉の一枚、一枚にもそれぞれ秘められた意味があるのです。

日本では三つの葉が「希望」「信仰」「愛」
滅多に出会えない四つの葉は「幸せ」といった意味になり、
国や地域によっても意味が異なります。

海外では
「wealth（財産）」
「fame（名声）」
「faithful lover（満ち足りた愛）」
「glorious health（この上ない健康）」

この4つが揃って「true Love（真実の愛）」という意味になるそうです。

ハワイでは四つ葉のクローバーに似た
固有の植物‘ihi’ihi’lauakea　（イヒイヒラウアケア）があります。

日本のクローバーと見た目がそっくりですが、
イヒイヒラウアケアはシダ科の植物なので実際のクローバーではありません。
ハワイの梅雨時期に一斉に新緑の葉を広げてぐんぐん成長するのです。

そんなイヒイヒラウアケアには
名前に由来した “ある伝説” があります。

古代、オアフ島ワイマナロ出身の王族“イヒイヒラウアケア”は、
それはとても美しい女性で滅多に出会うことができない存在ということから

四つ葉のクローバーに似た絶滅危惧種の植物が
”イヒイヒラウアケア”と名付けられたと言われているようです。